アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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VS能勢元(公認会計士)氏訴訟——証人尋問直前に本紙側証人と面会、証人尋問後に金銭ちらつかせ示談要求(*面会の記述で抗議受け、その言い分を追加記載)

 本紙で適時、報じている、公認会計士で、上場企業の株価算定などを行う「東京フィナンシャル・アドバイザーズ」(下右写真=入居ビル。東京都千代田区)代表の能勢元氏(冒頭写真)が、名誉棄損だとして本紙と本紙・山岡を相手取り、損害賠償を求めている民事訴訟だが、本紙側は示談の申し出を蹴ったので、ここに驚くべき数々の事実と証言を明かす。
本紙既報のように、12月14日に証人尋問があり、本紙側でM氏の証言が予定されていた。
このM氏、争点の一つである、「White Knight Investment Limited」(ホワイト ナイト インベストメント リミテッド)なるアフリカ大陸の東側に浮ぶタックスヘイブンの島国・セーシェル共和国に所在するファンド会社のオーナーは能勢氏であるということで証言に立ってくれた。なぜ、M氏はそういえるかというと、ホワイト ナイトには山口組の資金が入っており、その仲介役である元組員から聞いているとの陳述書を先に提出してくれていた。
そのM氏に、能勢氏は証人尋問の前々日に会っていたのだ。
提訴した当人が、証人尋問の直前、こっそり本紙側(”敵側”)の証人に会うなどあり得ない話。だが、この件は、本紙・山岡はM氏の証人尋問をした際、その事実確認を行い、M氏が会ったと証言している(*証人尋問で虚偽証言した場合、偽証罪に問われ得る。事前に、偽証しないことを宣誓している)。だから、年明けにはその証人尋問調書という証拠が出て来る。本紙では、その全文を公開するつもりだ。
もっとも、M氏は証人尋問前日、能勢氏と会ったことを電話で連絡して来た。
そして、会うことを、能勢氏は自分の代理人である村田和希弁護士(第二東京弁護士会所属。東京丸の内法律事務所)に告げ、同弁護士は「訴訟に関する話をしない」条件ならとOKを出したという。だが、それまで面識のない2人が、繰り返すが、証人尋問の2日前になぜ会う必要があるのか? M氏によれば、能勢氏の東京・渋谷の自宅ビル1階の蕎麦屋で約4時間も会ったという。常識的に考えて、用件は訴訟の話しかあり得ないだろう。
(*M氏から証人尋問前に訴訟の件で会ったかのような紛らわしい記事を書かれ、後述する仲介者から、食事しただけなのに訴訟の密談みたいに書かれていると抗議を受けた。そして、訂正を大至急と言われた。しかし本紙としては訂正の必要はないと考える。能勢氏が事前に代理人弁護士に相談し訴訟の話はしないことを条件に会ったという言い分、M氏が訴訟で本紙側でキチンと証言してくれたことも書いている。また、密談をしたともそもそも書いていない。常識的にあり得ない行動だと書いているだけ。誤解を受けたくないなら本紙側に事前相談なく会うべきでないし、相談があれば本紙・山岡は当然会わないように言った)。
ただし、能勢氏ではなく、M氏の名誉のためにいうが、陳述書で述べてくれていたように、M氏はしっかりと、ホワイト ナイトは能勢氏がオーナーであると、同ファンドに資金を入れてくれた代理の元組員から聞いたと証言してくれた。さらに、その陳述書が何者かによりその組事務所に郵送され、その元組員からM氏に問い合わせの電話があり、恐怖を感じて知り合いの警官に相談しているとの証言もしてくれた。
とはいえ、これだけでも常識的にはあり得ない行動だし、村田代理人弁護士も、誤解を招かないように止めるべきではなかったのか?
それだけでも、もう十分に驚きだが、もっと驚きのことが証人尋問後にあった。

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