アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(909)「東証はバリュー投資家にまでルール外規制!?」

2000円まで上げてからクロス(玉移動)と噂されていた「グローム・ホールディングス」(冒頭写真。8938。東証グロース。東京都港区)は、12月19日に最後の15万株クロスを終え「明日からぶち上げる」と筆者に連絡が来た。しかし、翌日1206円(-59円)、23日は954円(-300円)ストップ安と散々。
「やる、やる!」といって売り逃げるのはよくあることだが、今回は酷い。ツイッターなどで銘柄名を出さないがグロームと分かる言い回しで勧めていた某氏が10万株買ったと取り巻きにいっているようだが、それも怪しいものだ。信者は相当の含み損を抱えてクリスマスを迎えたことになる。
ついでに「ナガホリ」(8139。東証スタンダード。東京都台東区)、「イクヨ」(東証スタンダード。7273。神奈川県厚木市)を買った信者もいたようで、目も当てられない。株式投資の教祖様は、新興宗教みたいなものだとつくづく感じる。
ところで、「三ッ星」(5820。東証スタンダード。大阪市中央区)が低迷しているが、これは仕手筋が逃げた、資金がないではなく、東証の圧力と言っていいだろう。前回も書いたが、東証は関係している仕手筋の口座では買い付け禁止を行っている。関与率が高いわけでもない。現物でも買わせないのだから株価低迷は仕方ない。
仕手筋の肩を持つわけではないが、これが罷り通るなら、村上ファンドが買い始めたら、その証券会社で新たに買いストップさせるということもあるかもしれない。
上場している以上、誰が株主になるか分からない。それなのに特定投資家の買いをストップするなら上場している意味はない。

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