アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(906)「イクヨ、リミックス、グロームなどの最新情報」

筆者は今年7月、この連載で、合成樹脂の自動車部品メーカー「イクヨ」(7273。東証スタンダード。神奈川県厚木市)と豊田家、「アジア開発キャピタル」(9318。東証スタンダード)との関係を取り上げた。
そして11月24日、そのイクヨと中国系EV企業との業務提携が発表され、株価は一挙に3倍以上に暴騰した(冒頭写真)。業務提携の内容は、今後の収益に期待できるか疑問だ。
しかし、イクヨの筆頭株主は中国系の「日東」という会社だが、筆頭株主になれたのは「日本アジア投資」(8518.東証スタンダード)が保有していたイクヨ株を買い取った結果だ。その日本アジア投資の大株主に11月28日、「和円商事」の本多敏行氏が6・47%で登場。前回記事でも述べたが、トヨタ自動車初代社長・利三郎氏の孫娘「豊田美佐子」氏は最近、イクヨの社外取締役に就任している。そしてこの美佐子氏の息子が経営する「豊田TRIKE」にアジア開発キャピタルは25%出資しており、豊田TRIKEの登記住所はアジア開発と同じ東京都中央区勝どきのビル(横写真)なのだ。
つまり、イクヨ株の突然の暴騰は仕組まれた出来レースだったように感じる。
先週はもう1つ注目すべき動きがあった。

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