アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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遠山衆議院議員(当時)まで信用付けに利用した詐欺師、千葉県のゴルフ練習場乗っ取りで刑事告訴へ

 奥平陸氏(下写真)といえば、安倍晋三元首相の地元・山口県下関市出身。20年10月、脱税で有罪判決を受けるものの、その前には安倍氏の“国家老”ともいうべき前田晋太郎・下関市長は、奥平氏の地元企業の監査役に就いていた
そうかと思えば、この奥平氏、世間を騒がせた公明党衆議院議員だった遠山清彦氏の貸金業法違反(無登録営業)事件にも関与し、東京地検特捜部の家宅捜索を受けるなどしたものの逮捕を免れている。
そんな人物であることから、本紙ではこの間、適時報じて来たが、その実態は「詐欺師」と言わざるを得ないと、今年2月には追加報道していた
しかしながら、頭が良く、脱税以外に逮捕歴はなかったが、いよいよ刑事告訴され事件化しそうだ。
なぜ、そんなことがいえるかといえば、奥平氏自身、罪を認め署名、捺印などした「和解合意書」(2021年10月1日付)、さらには奥平氏がオーナーの中核企業「GOD」(大阪市中央区)の代表も罪を認めた「要望及び自供内容書」(今年6月1日付)などの証拠文書が存在するからだ。
詳細は下記に転載した同文書をご覧いただきたいが、舞台は、千葉県白井市のゴルフ練習場(冒頭写真)。お寺の住職が所有。関係者によれば、借金を返済したにも拘わらず、抵当権設定を解除していなかったことを悪用し競売申請しこれが認められる。奥平氏は住職側に立って競売中止の交渉をするとして登場したが、結果は、競売申請した側と結託し転売。

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