アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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元上場企業創業者社長の2重国籍疑惑――MIGホールディングス民再申請のなか

 6月28日、「MIGホールディングス」(東京都港区)は東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、保全命令を受けた。負債は債権者約300名に対し約9億5000万円。
同社は、各種鉄道の駅構内や商業施設などにイベントブースを設置し、菓子などの飲食ブランドを販売。21年9月期は約30億円の売り上げがあった。
しかしコロナ禍においても事業拡大した結果、仕入れ債務の増大、運転資金の増加に対応できず、今回の事態になった。
こうしたなか、同社の取締役副社長CSOを務めていた深田剛氏(53)につき、2重国籍疑惑の情報をキャッチしたので報じる。
その深田氏、かつて旧・東証1部に上場していた決済事務・回収代行「フィデック」(東京都千代田区。現・アクリーティブ。19年1月、TOBにより非上場化)の創業者で代表取締役社長だった。
しかしながら、本紙がスッパ抜いたように、当時所有して約39%の同社株式の大半を借金の担保に入れたことによるトラブルの責任を取り2010年2月に辞任していた。
今回、浮上して来たこの深田氏の2重国籍疑惑とは、具体的にはカンボジアと日本の国籍。
現在、深田氏はカンボジアを拠点に事業を行っているが、本紙が得た情報によれば、深田氏も、あのお笑い芸人・猫ひろし氏後藤元組長同様、すでにカンボジア国籍を取得しているという。

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