本紙が独走して報じた東証1部、決済事務・回収代行「フィデック」(千葉県市川市)の創業者兼代表取締役だった深田剛氏(冒頭写真)の所有していた同社株(約39%。新株予約権も含む)の大半が移動した件だが、その原因、そしてすでに分散した同社株引き受け手の正体や思惑が判明したので、以下、報告する。
まずは、なぜ、深田氏はせっかく上場企業にまで育てたフィデックの経営権を手放すような事態になってしまったのかという点だ(すでに代表権返上だけでなく、取締役も辞任)。これにつき、深田氏をよく知る経営者はこう明かす。