本紙はこの間、東証1部、決済事務・回収代行「フィデック」(千葉県市川市)について、創業者で代表取締役社長である深田剛氏(冒頭写真)が、所有する同社株(約39%。新株予約権も含む)の大半を借金の担保に入れ、その返済を巡ってトラブルになっていることをスッパ抜き、筆頭株主が代わる可能性があることを警告していた。
去る1月26日、その訴訟の判決があり、予測通り、原告である「West Trading」(東京都品川区。横写真は入居ビルと入居フロア)が勝訴。結果、West Tradingは担保権を行使し、2月10日、「大量保有報告書」が出され、West Tradingが31・46%でフィデックの筆頭株主になった(フィデックHPによれば、深田氏はわずか1・47%に)。深田氏は責任を取り、近く代表を辞任するという。