本紙既報の東証1部、決済事務・回収代行「フィデック」(千葉県市川市)の深田剛代表取締役(冒頭写真)に対して起こされた貸金請求訴訟の全貌が見えて来たので、以下、報告する。
「ワーカービー」(東京都港区)なる有限会社と共に、深田社長個人が、所有する38・56%のフィデック株の大半を担保に入れ、借金していたことは以前、述べた通り。
訴状などの訴訟資料によれば、深田社長らが借りた金額は8億円。時期は08年11月で、当初6カ月後には返金することになっていた。
だが、返金できず、返済期限は4カ月延ばされたが、それでも、未だ利息しか支払われていないようだ(利息は年4%。遅延利息は15%)。
それにしても、貸し手は担保にフィデック株を取っているのだから、代物弁済で取得すればいいとも思うのだが、なぜ、今回の提訴なのか。