医療ベンチャー「テラ」(2191。JQ。東京都新宿区。平智之代表は本日代表、取締役も辞任)とその関係先に証券取引等監視委員会(SESC)が金融商品取引法違反容疑で強制調査に入ったのは今年3月初め。
それから4カ月半以上経過。
その捜査状況に関する最新情報をお届けする。
本紙では6月3日、一度、報じている。
その際、当初、関係者の間では金融商品取引法違反の具体的な容疑は、『フライデー』などでも報じられたメキシコにおけるコロナ治療薬の治験に関する虚偽IRによる相場操縦ないし風説の流布ではないかとの見方も出ていたが、そうではなくインサイダーのようだと報じた。
テラも強制調査の反面で入られただけという意のIRを出しており、これだけ見れば事件化してもしょぼい事件で終わりそうな気もする。
だが、今回新しく入って来た情報によれば、インサイダー容疑に加え、SESCは法人としてのIRに関する監督義務違反でも調べており、テラ本体にも大きな打撃を与える可能性もあるようだ。