アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<ミニ情報>「テラ」、国際的バイオテクノロジー企業と業務提携へ、で株価急騰だが……

 東大医科研究ベンチャー「テラ」(2191。JQ。東京都新宿区)の株価は、5月28日午前、前日比50円(23%)高の267円になった。
前日の取引終了後、国際的なバイオテクノロジー企業という「Beroni Group」(オーストラリア。NSX上場)がん治療のための免疫細胞療法分野で(資本)業務提携に向け交渉して行くことで「覚書」を締結することにつき27日のテラの取締役会で決議したとのIRが出ており、それが好感された結果だろう。
28日の出来高は、普段の軽く10倍以上となった。
しかしながら、このテラ、「継続疑義注記」の上、本紙でも既報のように今年3月、証券取引法監視委員会(SESC)が強制調査に入り、事件化必至とも見られている企業だ。
しかも、これも本紙でも既報のように、どうやらインサイダー疑惑のようだが、コロナ治療薬開発を昨年4月にIRし、その際も株価が急騰し、相場操縦の疑惑も出ていたところ。しかも、インサイダー疑惑にしろ、その対象にも現在も同社代表の平智之氏も含まれていると見られる。

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