アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「maneoマーケット」元社長死亡で気になる「テラ」の闇

 ソーシャルレンディングをわが国で最初に提供し、かつ最大手だった「maneoマーケット」(東京都千代田区)と、その子会社で事業者向け融資を行う「maneo」(同)の社長だった瀧本憲治氏(冒頭写真。49)が8日午前4時ごろに死去したことが判明し、投資家、政界関係者などの間で大騒ぎになっている。
警察は自殺と見ているようだが、関係者の間では他殺ではないかと見る向きも少なくないからだ。
既報道によれば、瀧本氏は東京・千代田区の日比谷公園のトイレで倒れていた。手首を切っており、近くに刃物が落ちていたという。
「だが、自殺するのに公衆便所を選ぶか?」、「自宅の風呂場で手首を切るならわかるが、この死に方は死ぬまで相当の時間がかかり苦しい。誰かに拘束されていたのなら別だが……」などというネット書き込みもあるが、そう見る最大の理由は瀧本氏が亡くなったらホッとする“権力者”がたくさんいるからだ。
 13年9月に瀧本氏が代表に就任して以降、maneoマーケットのプラットフォームを他社に提供開始。そのなかで大きく成長したのが太陽光やバイオマス開発など再生可能エネルギーに特化したソーシャルレンディングを行う「グリーンインフラレディング」(GIL社。東京都港区)だった。もっとも、このGIL社は今年4月、破産開始決定。負債総額は約128億円。(横写真=証券取引等監視委員会による18年7月6日のmaneoマーケットに対する勧告より
一時、貸付金額は200億円以上に拡大していたが、破産開始に至った原因として、maneo並びに“謎の政治団体”ともいわれる「大樹総研」(東京都中央区)との関係が指摘されている。

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