本連載でも、アクセスジャーナル本編でも過去何度も取り上げた「五洋インテックス」(7519。JQ。東京都中央区)が7月26日に上場廃止となる。10年近くに及んだ同社を舞台にした仕手戦は、上場廃止でようやく終わる。
元三洋証券の宮島氏から最近亡くなった田久保利幸氏、そして最後は、仕手筋系のロックハラード証券が送り込んだといわれる川勝宣昭氏が社長に就任するも万事休す。前社長の梅野拓実氏(冒頭写真)が親しい女性から3500万円引き出し、それを会社に貸し付けた不正経理が上場廃止の要因だ。
余談だが、ロックハラード証券の代表取締役・安永博幸氏は以前、成瀬証券社長だったがトラブルを起こし退任。その後、仕手筋御用達証券とも揶揄されたヤマゲン証券社長に就任するも業績不振で退任。そして、長年の関係である仕手筋の口利きでロックハラード証券社長となった。