アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「五洋インテックス」監査役のインサイダー疑惑

「五洋インテックス」(7519。JQ。愛知県小牧市)といえば、本紙では5月22日に報じたように、「和円・篠原」仕手連合が触手を伸ばしているとされる銘柄の一つだ。
そのせいかどうかはともかく、実際にその後、五洋の株は出来高が急増、そして株価も急騰している。
5月28日からのことで、前日158円(始値)だったのが、6月2日は367円(終値)と、わずか4営業日の間に株価は軽く2倍以上に暴騰しているのだ(冒頭写真)。
だが、この間に株価がこれほど急騰する材料は見当たらない。
あえていえば、6月2日、五洋は、特設注意銘柄の指定を受けているなか、経営体制の刷新、立て直しのために、全取締役、全監査役の全面刷新を6月30日開催予定の定時株主総会に付議するとIRしたことだろう。
もっとも、それでもなぜそのIRが出るより5日も前から出来高が増え、株価が上がるのかは説明できない。あえていえば、そのインサイダー情報が漏れていたということか?
それに、6月30日で退任するという梅野拓実社長とその仲間と見られる現経営陣が就任したのはまだ今年2月のことだ。それからわずか4カ月余りでまた全面刷新? しかも、本紙では社長就任時、梅野氏といえば、五洋の元子会社の“乗っ取り”で警視庁に告発されている人物だが大丈夫かと指摘していた
こんな人選を思えば、今回刷新といわれても素直には受け取れず、とても本来なら株価急騰の材料になるとは思えない。
しかも、ここに来て本紙が注目するのは、同じく6月30日を持って辞任するとIRが出た監査役(社外取締役)の1人、弁護士でもあるT氏。
というのは、このT氏から得た情報によれば、五洋の株価は確実に上がるということで買いに入ったものの、株価は逆に下がり続け塩漬け状態になってしまったと。
しかしながら、それまでは、T氏から他の多くの銘柄に関しても情報を仕入れそちらでは儲かり、それまではT氏、T氏の知人と共に、借名口座を使い利益を山分けしていたと、元証券マンが本紙に告発して来たからだ。
いったい、どういうことなのか!?

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