アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(733)「怪しい2銘柄」

 まずは、加藤あきら氏の側近だった田久保氏が介入しているといわれる「五洋インテックス」(7519。JQ。愛知県小牧市)から。
以前は三洋証券出身の宮島氏が手掛けていたが、どこかで手替わりとなったようだ。2010年10月に田久保利幸氏を相談役で迎え入れたことがあるが、8850万円の第三者割当増資を引き受けてもらった恩義か。その後、株価を上げるためにIRを出し続けて今日に至る。今年4月の株主総会で会社側が負けて、田久保氏陣営が勝利となったが、この過程は長くなるので省略する。
 カーテンの会社が医療関係に進出するとIRし、遺伝子検査の事務代行サービスを「Cメディカ」に委託するという。同社代表取締役は西岡正城氏。勧角証券OBで、ロックハラード証券(旧C&M証券)のオーナーでもある。つまり、出来レースだ。
西岡氏、16年にマザーズを上場廃止になった「メディビックグループ」にも関わていた。さらに田久保氏はロックハラード証券に関係しており、五洋インテックス株を集めるのに同証券を使っていたといわれている。
彼らとの関係は不明だが、あの「KAZMAX」が五洋インテックスを推奨していた。ネット上には「御用だ、御用だ」が買いの合図だったと書かれている。
いままでも散々怪しい行為を繰り返して来たKAZMAXだが、6月20日、オンラインの文春砲が炸裂。いよいよ年貢の納め時か。
今後もIRを連発するだろうが、イメージを悪化させたため、誰も飛びつかなくなるだろう。証券等監視委員会が相場操縦の疑いで調査しているとの噂も流れて来ている。

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