アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(237回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(6月28日~7月2日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は29,066円と、前稿比+102円(※+16⇒ +6→ ▲207→ +831→ +234→ ▲1274→ +337→ ▲662→ ▲85→ ▲86→ +677→ ▲615→ +74→ +854→ ▲102→ ▲1051→ +497→ +741→ +1,116→ ▲968→ +112円→ +380→ +695→ +681→ +106)高の3週連続、小幅な上昇となった。
先週月曜日は、地獄の下げで-953円安、翌日火曜日は、現時点ではリスクオフにはならない雰囲気が蔓延した結果+873円、その後も金曜日に上げ幅を広げ、結局週間では+102円だった。
TOPIX(東証1部全体)も、先週は小反落だった。終値1963ポイントと週間で+16P高。先物では1,962である。
そして暴落の発信地であるNYダウは、週間で+1,144ドル高となる34,434ドル(※前稿比▲1466⇒ ▲276→ +227→ +321→ ▲174→ ▲396→ +735→ ▲158→ +400→ +492→ +237→ +444→ ▲129→ +1207→ +564→ +460→ +44→ +335→ +1140→ ▲1014→ +182→ ▲284→ +492→ +427→ +133)で、ダウは相対的に戻りが弱かったといえる。
この先週の暴落からの立ち直りの結果、しばらくの間は、日経平均株価指数は極端に下がりづらいことが約束され、逆にこの約束が破られたとき中途半端な上げではなく「大津波が起こる」と認識して相場に臨むのが投資家として正しい姿勢であることは間違いなさそうだ。またここからは、出来高が夏相場で閑散となる可能性があるが、地合いは悪くはないものと考えている。
そもそも、米国市場のナスダックとS&Pは史上最高値を更新している。これは需給が良い証だとみてよいだろう。
仮にだが、日経平均株価指数が上に向かいづらくなった場合、狙い目なのは「マザーズ市場」となるやも!?しれない。日経平均は、以下の画像のような推移で、しっかりとした出来高を伴わなければ、29,500円を超えて値上がりしそうな雰囲気が、現在のところ乏しく感じてしまう。
かたやマザーズ市場は現在1196Pであるが、5日線1177P、25日線1162P、75日線1179Pを現値が上回り、残すところ200日線の1207Pだけ。これを上回るようなら、一気に上にいくとみて筆者は大注目している。先物で買える読者諸兄は先物で、ダメなら指数連動型のETFがよいだろう。
また今週は月末最終日である30日を含む週であることは注目しなければならない。2020年9月末から、9ヵ月連続で月末安が進行中である。そして逆に、毎月の月初1日は9ヵ月連続高だったのだが、6月1日(火)の日経平均株価は-46円安となってしまい、月初高の法則は崩れたものの、このアノマリーは基本毎月有効なものと考え引き続き意識しておきたい。特に今週は、3月期末決算企業の配当金の支払いが20日~31日にかけてでてくるということだ。その額は1兆8000億円~2兆円くらいだろうか。この配当資金のかなりの額は、配当再投資となると思われるので期待したい。半面、7月8日、9日あたりは指数ETFの決算があるので、配当金支払いのための売り需要も観測されている。聞くところによると8000億円程度の売り需要とか…。この辺も頭に入れておくとデイトレに使えそうだ。

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