アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍前首相狙いのはずが――東京地検が、亀井氏も無理で吉川元農相にシフト!?

 東京地検特捜部が、鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)側から、吉川貴盛元農相(=冒頭写真。当選6回。自民党二階派。2日、自民党役職辞任を表明)に大臣時代も含め現金提供があったとして、その経緯や趣旨などにつき捜査をしているとの報道が、12月に入り大手マスコミで報じられている。
同報道によれば、すでにアキタフーズの元代表・秋田善祺氏(87)は事情聴取を受け、吉川氏が第4次安倍改造内閣の農相時代(18年10月~19年9月)、少なくとも3回に渡り計500万円渡したとされ、秋田氏は資金提供、また違法性に認識があったことを一部マスコミに認めている。
 これだけ見れば、安倍晋三前首相の「桜」捜査の渦中、なぜ、こんな捜査も、と思われる読者もいるかも知れないが、そもそも特捜部はあの河井夫婦の買収事件で配られた約2900万円の資金元ではないかとして、今年7月にアキタを家宅捜索しており(横写真)、その後も捜査も進めるなかで今回の疑惑が出て来た。
だが、本紙既報のように、そもそもアキタから買収の2900万円が出た可能性はなく、安倍首相(当時)側と手打ちして、自民党から出た1・5億円の行方も不問に伏すなか、それではカッコウがつかないということで当初はアキタが大のスポンサーだった亀井静香元代議士の収賄事件にシフトしたものの、それも無理と見て、再度、吉川元農相にシフトし直したということはないのか!?

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