アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

政治資金収支報告書に見る自民党本部から河井夫婦への1・5億円――案里被告に次いで多い豊田俊郎議員(千葉)

 11月27日、自民党本部からの政治資金収支報告書が公開された。
そこで昨年7月21日に投開票された河井夫婦の買収事件で注目され、本紙スクープの還流疑惑も出ている1・5億円につき確認して見た。
疑惑浮上の段階で、冒頭写真のように、河井夫婦が支部長を務める広島県参議員選挙区第7支部(案里)と、広島県第3選挙区支部(克行)で、それぞれ7500万円ずつ自民党本部からもらっていたことは判明していた。
そして、今年9月25日に公開された自民党本部からの政党交付金使途等報告書により、冒頭写真の★印分は確認できていた。だが、河井克行法相(当時)の政党交付金以外とされる3000万円については当然ながらそこには記載がなかった。
 だが、今回公開された政治資金収支報告書には確かに選挙前の昨年6月27日、寄付・交付金名目で別途3000万円記載されていることがわかった(横右写真)。
周知のように、案里被告と同じ参議員広島選挙区から出て落選した溝手顕正元国家公安委員長への選挙資金は1500万円で、案里被告にはその10倍もの異例の巨額が自民党本部から支払われていた。
そのため、その事実を目立たなくするため、3000万円を政党交付金以外の使途で出したと思われる。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧