アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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仙台市内最大規模メガソーラー(仙台大倉山太陽光発電所)の闇(Ⅱ)

前回(11月7日)報じた宮城県仙台市に建設されただメガソーラー(大規模太陽光発電所)「仙台大倉山太陽光発電所」の事業主、タイの電気設備製造販売と再生可能エネルギー大手上場企業「ガンクルエンジニアリング」が出資した「仙台大倉GD第一合同会社」(仙台市青葉区。以下GD社)を巡るトラブルと疑惑――。
トラブルとは、GD社が請負業者(株)「MSK」に建設資金を支払っていないという金銭トラブルだ。
建設資金とは発電所敷地内に建設された「資料館」。これは発電所の場所が県立自然公園内にあるということで、仙台市が開発条件の一つとしてGD社に地域貢献施設として建設を要請したからだ(資料館職員は地域住民を雇用も)。
GD社はこの建設をMSKに発注。仙台市自然保護課の最終検査が迫っているなか、MSKは突貫工事で完成させ、その建築費はMSKが立て替えた。
ところが、発電所が稼働してすでに約2年が経った現在も、MSKはこの立て替え払い分の約3200万円を精算してもらっていないというから驚きだ。
おまけにMSKによれば、これに加え、事業用地の取りまとめなどGD社の依頼で複数の業務を請け負ったがそのすべてが未払で、その総額は約2億円にもなるというのだ。
一方で、GD社は開業以来、東北電力への売電で毎月1億円から1億5000万円の収入を得ているというから、これはもはや驚きを超え、不可解と思わざるを得ない。
そこでGD社に話を聞くべく取材申し込みした。
これに対し、同社は、

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