アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「オウケイウェイヴ」に群がる反社会勢力一掃への布石か――警視庁が強盗致傷容疑などで逮捕

 警視庁組織犯罪対策3課は昨5月19日、楠本健一容疑者(42)ら男女4人を強盗致傷と営利目的略取、監禁容疑で逮捕した。4人共、容疑を否認しているという。
具体的には、今年1月、東京・赤坂の路上を歩いていた27歳の男性を車で連れ去りビルの一室に監禁した上、暴行し、60万円ほどを奪ったという。
この被害者男性は楠本容疑者の仲介で数千万円を借りたものの返済が滞ったことから、その返済を巡るトラブルと見られる。
警視庁は発表はしたものの、これだけ見ればチンケな事件であることから、大手マスコミではごく一部が小さく報じた(冒頭写真=「朝日」20日都内版より)だけで、ネット検索してもヒットしないようだ。
ところが、複数の事情通は本紙にこう解説してくれた。
「かなり前から、警視庁組織犯罪対策3課は『オウケイウェイヴ』に群がる反社会勢力やその周辺者に注目。捜査を進めています。
アクセスジャーナルさんが以前から報じているように、オウケイウェイヴが関わった仮想通貨を巡っては、大儲けできると派手に宣伝したことに加え、上場企業の信用がものをいい多くの者が投資しましたが、そのなかには複数の指定暴力団の組幹部などもいます。
彼らが自己責任で納得するわけがなく、その結果、水面下では返済を迫る彼らと、オウケイウェイヴ側を防衛するこれまた反社会勢力やそれに連なる関係者との間で攻防が繰り広げられて来たからです」
今回の事件そのものは、この「オウケイウェイヴ」(3808。セントレックス。東京都港区)が深く関り、トラブルになっている仮想通貨「wowbit」(ウォービット)との関係は不明だ。
(上右写真=今年4月27日付で社長を辞任した松田元氏)

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