報告が遅くなったが、「オウケイウェイヴ」(3808。セントレックス。東京都渋谷区)は7月18日、7月25日から、創業者で社長だった兼本謙任氏は会長、そして昨年9月から取締役に就任していた松田元氏が社長となり、2人代表制を敷くと同社HPでIRした。
正直、驚きである。
それはそうだろう。
確かに、松田氏が取締役に就任して以降、仮想通貨事業を推進。お陰で株価は暴騰したにはした。
だが、同社が関わった仮想通貨「wowbit」は今年5月15日、上場こそ果たしたものの、販売前、上場時の価格の30倍は行くなんて宣伝をしていたが、横に掲げたチャートのように上昇どころか、ほぼひたすら下落し続け現在18円。上場時から8割以上も下がっている。
こうした状況だから、オウケイウェイヴの株価にしても、上場を果たす直前に8060円にまでなったものの、その後は大幅に下落している。
そこで注目したいのが、「朝日」が7月19日の1面で報じ、火がついた野田聖子総務相の秘書が金融庁担当者に圧力をかけたのではないかとの疑惑報道。
なぜか、名前を伏せているが、こちらの仮想通貨は「SPINDLE」。そして、有名芸能人のGACKTが広告塔を務めていただけでなく、野田総務相とも知人だったことから、なおさら注目を集めている。