アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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1回目逮捕から2カ月近くも無策ーー問題続出、今度はクスリ所持・使用助教の「慈恵医大」に文科省から“問い合わせ”も

 それにしても、さすがに「慈恵大学」(東京都港区)は大丈夫なのだろうか?
東京慈恵会医科大学、附属病院などを運営する医学系専門の有名私大だが、本紙が取り上げた件だけ上げても、大きな社会的事件に発展した高血圧治療薬「ディオバン」を巡る臨床データ改ざん事件への加担に加え、「神の手」医師のご乱心(医療ミスで訴えられる)、業者との癒着疑惑、研究費の不正受給と、13年から15年にかけ立て続けに発覚していた。
本紙では慈恵大学だけ殊更取り上げるのもどうかと15年7月以降は控えていたが、その後も17年には集団準強姦事件に付属病院の研修医が関わっていて逮捕に。無罪になったものの、懲役5年が確定した別の医師仲間などの可能性もあるとして「疑わしきは罰せず」の結果で、現場にいたことは間違いない。
 そこに持って来て、今年3月9日には東京慈恵会医科大学の解剖学の助教(医学博士)・根岸義勝容疑者(36)が大麻取締法違反(共同所持)で現行犯逮捕に。
集団で東京都渋谷区円山町のバーで乾燥大麻を所持していたためだが、その後の3月15日の大学への家宅捜索で、警視庁は同容疑者のロッカーから大麻、コカイン、合成麻薬LSDを押収。そして3月29日にはコカインを使用したとして麻薬取締法違反(使用)で再逮捕。そして5月14日には大麻取締法違反(使用)で3度目の逮捕をしている。
この間、根岸容疑者は黙秘しているそうだが、大学まで家宅捜索され、同容疑者のロッカーからコカインやLSDが出て来た以上、何らかの処分を出すべきとの声が大学内からも出ている。

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