韓国の人気アイドルグループ「BIGBANG(ビッグバン)」の元メンバーV.I(本名イ・スンヒョン。28)には、売春あっせん、横領、さらには警察との癒着などの疑惑が出、150名以上の捜査員が導入され、韓国社会はこの3カ月半ほど大騒ぎになっていた。
疑惑の舞台になっていたV.Iが役員を務める高級クラブ名から「バーニングサン事件」といわれていたが、5月14日、韓国のソウル地裁はV.Iへの逮捕状執行を「証拠隠滅の恐れがない。横領疑惑以外は逮捕事由を認めるのが難しい」として棄却したという。もっとも、それでも検察はさらに捜査を続け、再度、逮捕状請求をするようだ。
それにしても、この間、売春あっせんをしてあげた疑惑が出ていた相手はV.Iに事業資金を出していた日本人投資家一行7名であり、そのボスと見られる者は某有名タレントのダンナというのに、まったくというほど日本のマスコミでは報じられていないのはおかしくないか。
誤解のないようにいうが、前述のように性接待があったとは認められていない。それでも、実際にV.I投資し、そのクラブで歓待されていたのは事実なのだから通常ならわが国芸能マスコミは騒ぐはずだ。
妻の女優が大手芸能プロダクションの所属だから、いま流行の忖度ならなんとも情けないではないか。