アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「unbanked」、今回の特別注意銘柄指定理由は金取引13・4億円未回収だけか!?

 昨5月25日、東京証券取引所は「unbanked」(8746。東証スタンダード。安達哲也社長=冒頭右写真。 東京都渋谷区)を特別注意銘柄に指定した。併せて、同社に対し、上場契約違約金1440万円を徴求することも公表された。
「特別注意銘柄」とは、重大な上場規則違反の疑いや不適切会計、開示不備などがあり、取引所から「内部管理体制等の改善の必要性が高い」と判断されて指定された上場企業のことであり、指定後1年以内に改善が認められない場合は上場廃止となるリスクがある。
なぜ、東証は今ごろ同社を特別注意銘柄にしたのか?
東証は理由の詳細として、金スプラップ品の取引で13億4000万円の未回収になった件を上げている。しかし、実はそれだけでないとの見方もある。
既報のように、本紙は現在、このunbankedから記事削除仮処分申立され審尋中。その最大の争点は、unbankedの裏側に今も「反市場勢力」の百津士文氏(冒頭左写真)がいるかどうか。
 その件につき、unbankedの現在小会社になっている「クラウドバンク」元代表で創業者でもある金田創氏(左写真)が、本紙側に立ち陳述書を書いてくれていることは本紙既報の通り
その金田氏だが、実はこの間、本紙に協力してくれていただけでなく、unbankedの実質的支配者が百津氏であると、unbankedのコンプライアンス委員会及び監査法人へ内容証明を出したり、金融庁、関東財務局、東証へも告発を行っていた。さらに、unbankedに対し、すべて行使されれば約33億6000万円にもなる今年4月発行の新株予約権の行使につき、違法性があるとして仮処分申立(本日が第1回目の審尋)もしていた。
そして、これらの告発の件もあり、今回の東証による特別注意銘柄の指定へ動いたとの見方もあるのだ。
この記事は緊急速報として概要のみに止めるが、百津氏は実質、彼が所有する「CDK戦略投資事業合同会社」名で約18%のunbanked株式を昨年7月、「Akatsuki Capital Works」に譲渡し完全にオーナーチェンジしようとした。だが、そこに前述の13億4000万円の未回収事件が発生。この首謀者はAkatsuki側と見るや、Akatsukiは昨年12月の臨時株主総会で自分らに役員を入れ替えるつもりだったが、これを中止に。そして、今年4月に発行した新株予約権の行使(すべて行使すれば希薄化率は54・39%)ーーすでに基準日(4月10日)を過ぎているものの、5月28日までにその行使分株式につき取締役会で議決権付与させ、6月5日開催予定のunbanked臨時株主総会において、Akatsuki側を排除し、再び百津氏が経営権を奪取しようとしている。
この新株予約権は本紙でも既報のように、中谷正和氏が99・99%出資する「AU投資事業組合」(運用者は「ソラ」。中谷代表)が引き受けたことになっていた。
ところが、金田氏によれば、このAU投資事業組合の実態は、百津氏がダミーに使う前出・CDK戦略投資事業合同会社が99%出資するかたちに変更になっていたというのだ。
そして、これにつきunbanked側は重大なミスを2つ犯していたという。
まず第1に、AU投資事業組合には適格機関投資家がいない。以下に、このAU投資事業組合の組合契約書の一部を添付しているのでご覧いただきたいが、同組合員は、CDK戦略投資事業合同会社、ソラ、中谷氏個人の3名のみ。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

Already a member? こちらからログイン
関連キーワード
検索

カテゴリ一覧