大手マスコミ既報のように、脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」の運営会社「MPH」(東京都大田区)につき、東京地裁は8月18日付けで破産開始決定を出した。
同社に関しては5月16日、元従業員などの債権者が東京地裁に破産申立て。これに対し、高橋英樹元代表(冒頭写真)ら経営陣側は6月2日に株主総会を開催し解散。特別清算を目指していたが、裁判所は破産の方を選んだ。
会社側によると、債権者は会員を中心に123万人以上、負債総額は約260億円で、脱毛サロンの倒産では過去最大規模となる。
高橋氏、4月2日に代表に就いた際、「会社都合退職」という重たい仕事は自分がやると決意を語っていた。だが、結果は「解雇」と失言し、謝罪後も、迅速な会社都合退職はなされず、今回の破産開始決定で、国の給与立替払制度が使えるようになるので、元従業員に「やっと一歩進んだ」と言われる始末だ。
過去の前科を認めつつ、今度こそ真剣に取り組むと言っていた高橋氏だが、これを機会に、本紙がこの間の取材で把握しながらも、タイミングを計っていて、まだ報じていない高橋氏が関係する2つの重大疑惑につき報じる。
その1つは、不動産クラウドファンディング「CAMEL」との関係だ。
この不動産専門のクラウドファンディング会社で、高橋氏が代表の「ちょこっとミュゼプラチナム」という会社が、スタッフ育成の研修センターを千葉県市川市に設立するための資金を募集。昨年7月13日に募集開始し、2カ月で希望額の1億9000万円が集まっている(*今年1月4日にも、まだ事情がよくわからないまま紹介)。
1口2万円からで、想定利回りは6・8%という高率。配当は3カ月毎にあるという好条件に魅せられ集まったのだろう(出資金払い戻し予定日は今年9月30日)。
そんなわけだから、当然、とっくにこの研修施設は完成しているはずだ。
ところが、本紙は2カ月ほど前だが現地を見て来たのだが、それらしい建物は見当たらず、目にしたのは、



