アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<ミニ情報>1年半前、北朝鮮産シジミ国産偽装でガサ――5日、ロシア産偽装で書類送検

 大手マスコミ既報のように、山口県警など9府県警の合同捜査本部は9月5日、埼玉県の水産物輸入販売会社と当時の取締役ら3名を外為法違反(無承認輸入)で山口地検に書類送検。
それに門司税関は同日、先の輸入販売会社と3名を関税法違反(虚偽申告)容疑で同地検に刑事告発したという。
北朝鮮産のシジミを韓国経由でロシア産と偽って不正に輸入した疑いが持たれているという。
2006年の国連の経済制裁以降、わが国も北朝鮮海産物の輸入を禁じているが、北朝鮮はその経済制裁をかいくぐるために産地偽装をしていると見られる。
この件は2022年12月に山口県下関市の海産物輸入会社など全国数十カ所を家宅捜索(ガサをかけ)し、その結果が待たれていた。
約1年半前のガサ入れ時にはロシアではなく、日本産と偽り、全国各地で販売されていると報じられていた。ようやく結果が出たわけだが、埼玉県の水産物輸入会社だけで、それも書類送検。
「泰山鳴動してネズミ1匹」の様相だが、本紙では約1年半前のガサ入れにつき、この件では安倍晋三元首相の地元、山口県下関市の会社で、しかも代表の北朝鮮籍の者は北朝鮮拉致問題にも協力している関係だし、同じく地元出身で政界にもコネクションを持つ奥平陸氏(*証券取引等監視委員委員会が疑義を呈し、今、第3者委員会が立ち上がった「ピクセルカンパニーズ」の調査対象者でもある)の会社とも接点を持ち、さらにその奥平氏は、下関市長や「安倍氏後継」を名乗る地元の吉田真次衆議院議員(後援会長は安倍昭恵氏)と関係する、下関市の「闇人脈ネットワーク」を思えば、どこまでやれるか疑問との見方についても報じていたが、その杞憂通りの結果となった。
以下、当時の本紙関連記事
安倍元首相の情報源会社も――北朝鮮産シジミ国産偽装容疑で下関市の海産物業者など一斉捜査(2022.12.21)

北朝鮮産シジミ国産偽装事件??下関市の「闇人脈ネットワーク」とリンクする安倍元首相とポスト安倍・吉田市議ら(2023.1.02)

ポスト安倍の山口4区補選・吉田候補と、北朝鮮産シジミ国産偽造事件で浮上した下関市の「闇人脈ネットワーク」(2023.3.16)

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧