「アジャイルメディア・ネットワーク」(6573。東証グロース。東京都港区)につき相場操縦があり、それに筆頭株主と社長(当時)が関与している証拠の音声記録があると、本紙・山岡を騙して記事を書かせた南谷康宗氏(冒頭左写真)と鵜飼梨恵氏(同右写真)。
本紙を騙したのは、この2人、筆頭株主の鈴木伸也氏の持分を計約38億円で購入する契約を今年2月に結んでいたが、金主の元暴力団幹部が詐欺容疑で逮捕され資金を用意できなくなった。その場合、購入額と同額のペナルティー代を支払う契約内容だった。
そのため、鈴木氏が相場操縦という違法行為をしているとなれば、それを理由にペナルティー代を払わなくて済むと考えてのことのようだ。
その結果、本紙は記事削除を余儀なくされたわけだ。
だが、だからといってアジャイル株についての相場操縦疑惑がまったくのデッチ上げだったわけではない。本紙が入手した音声記録には、相場操縦する側として大物相場師トンピン氏と思われる声があり、またアジャイル側としてM氏の代理の「吉田」なる者などとの密談の様子が入っており、インサイダー情報と思わる内容も含まれていたからだ。
証券取引等監視委員会(SESC)もそうした情報をキャッチし、すでに関係者から事情を聞いている模様だ。
その音声記録は昨年8月のもので、アジャイル株はそれまで100円割れだったところ、10月半ばには961円(高値)まで急騰している。
その後、仲間のM氏が裏切り、株価は400円割れまで下がっていた。そこで今年1月に入り、再度、相場操縦を行った疑惑がある。
だか、再度M氏が裏切り、こちらはほとんど株価は上がらなかった。
本紙が今回報じるのは、この2度目の相場操縦疑惑に、本紙を騙した冒頭の南谷・鵜飼両氏が関わるクリニックが関係していたことがわかったからだ。
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