アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<新連載>「八神一清の予言される真実」第4回 上場企業に潜む闇と金の亡者

2月26日、アクセスジャーナルの別の連載「兜町アンダーワールド」の方で、「アジャイルメディア・ネットワーク」(6573。東証グロース。東京都港区)の実質、筆頭株主である鈴木伸也氏側が「ホリイフードサービス」(3077 東証スタンダード。水戸市)にTOBを行うとの情報を報じていたが、実際、ホリイフードは5月16日にこのTOBのことをIRし、“予言”が的中したことは、5月25日、アクセスジャーナル本編記事で報じたばかりだ。
なぜTOB発表の3カ月近くも前に、鈴木氏側がホリイフードを買収するという“予言”をアクセスジャーナルは出来たのか?
筆者も実はこの件には詳しいので、久々にこの連載で取り上げることにした。
ネタ元に確認すると、この情報の根源は鈴木氏自身で、鈴木氏が過半数以上の株式を保有していたアジャイルメディア株の株価を上げてもらうお礼に、その協力者などにホリイフードへのTOB参加を提案していたというのだ。
しかも、アジャイル株を鈴木氏の依頼で購入する協力者へは、損をしないように、アジャイルの未公表のIR情報を教えていたとの情報もあり、それでも結果、株価が急激に下がり損をした協力者への“損失補填”としてTOBに参加させたとの情報もある。
そもそも、鈴木氏がアジャイルメディアの相場操縦に関与していたのではないかとの疑惑をアクセスジャーナルで報じたことがあるが、ネタ元の南谷康宗、鵜飼梨恵両氏が故意に虚偽の情報をアクセスジャーナルに伝えていたために、アクセスジャーナルは記事を全面削除し、謝罪を余儀なくされた経緯がある。(冒頭写真=『ベルダ』2024年4月号

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧