北関東地盤の居酒屋、飲食店チェーン「ホリイフードサービス」(3077。東証スタンダード。水戸市)は5月16日、「玉光堂ホールディングス」(東京都港区)と業務提携すること、「麻布台1号有限責任事業組合」(東京都港区)がホリイフードサービス株の公開買い付け(TOB)を行うこと、TOBに対しホリイフードサービスは「賛同」の意見を表明するなどのIRを出した。
麻布台1号有限責任事業組合は玉光堂ホールディングス、「鈴木商店」などが組合員になっている。そして、「アジャイルメディア・ネットワーク」(6573。東証グロース。東京都港区)の増資引受、売買や運用を行っていた。
玉光堂ホールディングス、その子会社・玉光堂、鈴木商店、玉光堂ホールディングス代表・鈴木伸也氏個人などで現在もアジャイル株の40%以上を保有している。
買い付け価格は1株330円。買い付け期間は5月17日から6月13日。買い付け予定数は368万5300株(65%)で上限も同様。下限は297万6800株(52・5%)。
なお、TOB成立後も上場は維持されるという。
実は本紙では、このTOBにつき、アジャイルの実質、筆頭株主である前出・鈴木氏が動いていると2月26日に報じていた。
その情報は正確だったわけだ。