アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「アジャイルメディア・ネットワーク」に関する虚偽情報を本紙に提供した2人の正体

 本紙では3月6日、2月24日に配信した「『アジャイルメディア・ネットワーク』に相場操縦疑惑浮上――筆頭株主が黒幕か!?」とのタイトル記事を削除すると共に、関係者にお詫びする<お知らせ>を配信している。
是非、その記事にも目を通していただきたいが、本紙に「藤田茜」と名乗る女性から2月23日(金)午後、「アジャイルメディア・ネットワーク」(6573。東証グロース。東京都港区)株の相場操縦の密談をしている音声記録がある。その黒幕は筆頭株主だが、その責任をすべて宮地広志社長(当時。2月29日に辞任。取締役も)に押しつけ、週明けの2月26日(月)には宮地氏を辞任させる。それを何とか阻止したいので記事を24日(土)に書いてくれ旨の連絡があった。彼女が言うには、自分は銀座のクラブで宮地氏と知り合い、恋心を抱いていると。そして、いざという時のために、証拠の音声記録を預かっているとのことだった。
そこで翌24日(土)に彼女が指定した東京・銀座の弁護士事務所で会い、音声記録を受け取る。その際、弁護士らしき男性も同席し解説。この音声記録の会話は主に筆頭株主側のY氏と仕手筋側とのものだが、「Y氏と声が似ているが、この声が宮地氏」だと。また、筆頭株主の声も入っていると明言した。ところが、実際には筆頭株主も宮地氏の声も入っていないことが判明したので記事を削除したわけだ。
後日、本紙の追及に、彼女は藤田茜は偽名で、宮地社長との関係も偽りだったと自白。もっとも、自身も、同席した男性の正体も明かすことを拒んだ。
だが、取材の結果、2人の正体(冒頭写真右=南谷康宗氏、左=鵜飼梨恵氏)も、なぜ、本紙を騙してまで虚偽の記事を書かせたのかも判明したので、ここに暴露する。
なお、本日午後1時からは、この件につき本紙YouTube版の方でも配信する(*ココをクリックすれば観れます。無料)が、これは3月10日(日)に録画したもので、その時点ではまだ完全には裏が取れていなかったので、騙した2人は匿名としている。しかし、嵌めた理由は判明していたので解説している。
概要を言えば、筆頭株主の株を買う契約を2人は結んでいた。ところが、資金繰りがつかなかった。その場合、巨額の違約金支払いが発生する。だが、売り手の筆頭株主が相場操縦に関与しているとなれば、正当な解除理由となり違約金支払いは発生しない。実際、削除した本紙記事が出た(2月24日)後の3月4日、契約解除通知を出していたことを本紙は確認している。
以下、詳細を解説する。

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