アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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2審も実刑でも勝算あり――衆院東京15区から出馬する秋元司被告

大手マスコミ既報のように、3月22日、控訴審判決があり、カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件などに問われている秋元司被告(52。元自民党衆議院議員)に対し、東京高裁(安東章裁判長)は懲役4年、追徴金約758万円の一審判決を支持し、無罪を主張する秋元被告の控訴を棄却した。
実刑判決のため、秋元被告は判決後収監されたが即日上告し、同日夜には保釈になっている(冒頭写真)。
いくら未決とはいえ、1審に続き2審も実刑、それも収賄という政治家にとって致命的な容疑に問われてだが、2審判決前に、本紙でも既報のように、4月16日公示の衆院東京15区(江東区)補選に出馬表明しており、その方針に変わりはなさそうだ。本紙指摘のように、しかも秋元被告、すごいダーティー人脈を持っているのにだ。
ところが、現状では、当選する可能性はかなりあるとの見方もある。
それは、自民党の公認候補が出ないことが大きい。
周知のように、一審実刑(2021年9月)で秋元被告が翌月の衆院選に出ず(その前に自民党離党)、その時に当選した柿沢未途被告の自民党入りを公認したが、その柿沢被告が今度は公選法違反で1審有罪判決。同じ選挙区から自民党候補が立て続けに被告となる異常事態のなか、自民党は公認候補を決めることができなかった。

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