アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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IR汚職で一審有罪――衆院東京15区から出馬する秋元司被告のダーティー過ぎる人脈

カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件などで一審、懲役4件、追徴金約758万円の実刑判決が出ている秋元司元衆議院議員(52。自民党離党)が、すでに大手マスコミが報じているように衆院東京15区(江東区)補欠選挙(4月16日公示、28日投開票)に無所属で出馬するという。

3月22日に2審判決が出るが、そこで有罪、無罪に拘わらず出馬するという。有罪でも上告するから、まだ有罪確定ではないので出馬できるわけだ。

とはいえ、被告人、それも収賄などの重大な罪で一審といえど実刑判決が出ている者の出馬は前代未聞といっていいだろう。それだけ、国会議員の席が軽くなったということだろう。

しかも、秋元被告、当選の可能性があると見て出馬表明したフシがある。大手マスコミは出馬表明の事実しか報じないが、こういうことだ。

今回の補選は、公職選挙法違反で1審有罪判決(懲役4年執行猶予5年)を受けている柿沢未途元衆議院議員の議員辞職に伴うものだが、秋元被告はこの東京15区で過去、野党候補の柿沢被告と3度戦い1勝2敗(2度は復活当選)。その強力なライバルが今回はいないのだ。

1審有罪判決が出た直後の2021年10月の衆院選には、直前まで秋元被告は出馬表明していたが、自民党が公認候補を立てるということで出馬を断念した。

この時、自民党は自民党入りを希望する柿沢被告と、元衆議院議員の今村洋史氏の2人を推薦。そして当選後、柿沢被告の自民党入りを認めた。

これに対し、今回は少なくとも今のところ、自民党は候補者を決めていない。出馬表明している4人は維新、共産、参政党、日本保守党のいずれも新人ばかりだ。

ガーシーの当選に見られるように、民度の低い有権者が面白半分で秋元被告に投票することだってあり得る。

秋元被告は自民党離党後も二階派に所属していた。さすがに2審も有罪となれば自民党は公認候補を出さないと、秋元被告を裏で推していると疑われても仕方ないのではないか。

それに、これまた大手マスコミは報じていないが、あり得ないことだが、例え逆転無罪判決が出たとしても、秋元被告のダーティー人脈と、それ故、彼がしていた行為や浮上した疑惑を思えば、とても国会議員候補者の資格があるとは思えない。

本紙では過去、その都度、報じており、以下、この機会に改めて紹介しておく。

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