*2006年10月から1000回近くも寄稿いただいた宝田陽平氏は終了。この新年から福賀中氏が、株式市場のアンダー情報を引き継ぎます。宝田氏以上に仕手筋情報などにつき、ズバッと裏情報を書いていくそうです。ご期待下さい。
ただし、宝田氏同様福賀氏も個別銘柄を推奨するものではない。こういう未確認の仕手情報が出ているが騙されないように、と警告するのが狙い。くれぐれもご用心を。
日経平均は先週(1月9~12日)2199円69銭の上昇と歴史的急騰となった(*原稿は先週のため。15日、日経平均は一時3万6000円を上回り、約34年ぶりにバブル経済崩壊後最高値に)ものの、個人投資家主体のグロース市場、昨年12月IPO銘柄の多くは低迷。また先物売りなどデリバティブでも損失を被った個人は多いという。そして一部仕手株も崩れたことで損失の投資家も多いだろう。なお、仕手株を煽るのは良くないが、SNSの煽りに乗る投資家も煽り屋を批判する前に反省すべきだ。
さて、先週は多くの銘柄で新たな動きがあったので、それぞれ取り上げたい。
あの公認会計士・能勢氏人脈も関わる「クオンタムソリューションズ」(横写真チャート。2338。東証スタンダード)だが株価は一転、急落し、高値から約3分の1だが、3500円のころ「1万円」とも煽っていた筋は、今度はまた3000円まで行くと言っているらしい。
筆者は、年末のリバウンドで仕手筋が27万株売却したとの情報を得ている。それに、彼らは新たな銘柄に注力し始めているとのことなので、そうした情報には期待しないで避けた方が無難だろう。
これまた能勢氏関連だが、昨年、「マーチャント・バンカーズ」(3121。東証スタンダード)に介入した筋が配線基板実装、一眼レフ用レンズ組み立てが柱「大日光・エンジニアリング」(6635。東証スタンダード。栃木県日光市)に入ったとの情報があるが、関係者に確認したところではその形跡はない。その他、「SDSホールディングス」(1711。東証スタンダード。旧・省電舎ホールディングス)でも煽りがあったようだが、その日から急落。