アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ヨネックス」にまで食い込む、中国系仕手筋裏ボス・許氏の側近日本人

 本紙では11月12日、中国系企業、それも中国マフィアとの関係が指摘されるところが北海道はニセコや、沖縄の宮古島の不動産購入につき、わが国企業が協力していた事実をスッパ抜いた。
このケースにように、相手の正体を知りながら協力する日本人もいる。
それは、「東京機械製作所」(6335。東証スタンダード)の株買い占めをやり、わが国経済安保上からも関心を集めた「アジア開発キャピタル」の裏にいて、わが国における中国系仕手筋の裏のボスと見られている許振東氏(下写真)に関してもいえる。
冒頭に掲げた2つの写真は、つい最近、中国版LINEとも言われる「WeChat」に、スポーツ用品大手「ヨネックス」(7906。東証スタンダード。東京都文京区)の中国現地社員が載せたもの。
黄色カコミの人物が、本紙が許氏の側近と見る日本人。
左の写真は、この日本人Y氏が、ヨネックスの中国現地社員にゴルフクラブの修理に関して指導しているところ。右のもう1枚は、講師役のY氏と一緒に現地社員が記念撮影したもの。横断幕に書かれている中国語は、「スポーツ精神を世界中に広めよう!」の意。その標語の上にヨネックスのロゴがある。
この書き込みの内容を見ると、中国北京市内のゴルフ練習場で、ヨネックスのゴルフクラブを修理する工房技師研修会があり、そこにY氏は特別講師として招かれ、研修を受けた中国人11人が認定証を取得したとある。
これだけ聞くと、ヨネックスの特別講師が、わが国における中国仕手筋の裏ボスの側近!? と違和感を感じることだろう。
だが、このY氏が、許氏のダミー企業「正陽」(元「朝陽」。東京都千代田区)の代表取締役と聞けばどうか?
許氏は北京大学卒で、香港市場上場のIT企業「北京北大青鳥」のトップまで務めた人物だが、2015年、問題を起こして中国において10年間の証券市場参加禁止を受けるなどして、日本に実質、逃げて来た。そして、三重県津市に「朝陽」を設立したのが16年12月。そのことは、本紙既報の通り

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