アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「アジア開発キャピタル」株を、上場廃止決定前に高値売却していた許振東

 本紙では4月7日、4月30日を持って上場廃止になった投資会社「アジア開発キャピタル」(東京都中央区)の実質オーナーに、この間、わが国株主市場を荒す中国系仕手筋の裏のボスと見られる許振東氏(右下写真)がなっていたことを報じてる
むろん、用心深い許氏はダミーを株主に付けるなどし表に出ない。
だから、本紙はアジア開発キャピタルの上場廃止がすでに決定した後に気づいたのだが、その記事で、すでにダミーで所有する株の大半を売却済ではないかとも報じていた。
そして、その予想は当たっていたことが判明したので報じる。
 一般株主にすれば、表向き、アジア開発キャピタルは香港上場のサンフンカイグループが筆頭株主で親密ということで信用して購入した方も多いと思う。
ところが、いつしかサンフンカイ側からわずか1株3円で、中国で悪さをして実質、逃亡して来たといってもいい許氏の手に。そして、同社は許氏の信用付けの道具にされ、わが国経済安保上からも懸念された「東京機械製作所」(6335。東証スタンダード)の株買い占め騒動までやられた挙句、信用失墜で上場廃止に。おまけに、許氏側所有株は早くに高値売却され、一般投資家の所有株は無価値になるなか、少なくとも大きな損を出していないとなれば、「ふざけるな!」との怨嗟の声が起きても不思議ではないだろう。しかも、法律違反までやってだ。

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