アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(946)「クオンタムソリューションズ」など5銘柄に注目

前回、「クオンタムソリューションズ」(2338。東証スタンダード)につき、9月に入り株価が一挙に3倍近くまで急騰。あの公認会計士・能勢元氏らの関与も指摘されていると述べた。その後も同社株価は一転暴落することなく、8月末まで700円台だったのが約2000円を維持している。それどころか、有名商材屋も絡んでいるというので、今週から煽りがあるのか注目したい。
なお、9月27日(報告義務発生は9月6日)には「チャン アリー」(香港在住)なる“主婦”だという者が8・34%の大株主に登場。8月21日(4・39%。1株750円)、9月6日(3・95%。830円)と市場外で買い付けた結果という。購入価格は約9億円。たいした主婦だ。
能勢氏絡みでいうと、証券取引等監視委員会(SESC)が相場操縦の疑いで、「マーチャント・バンカーズ」(3121。東証スタンダード)に注目しているのは間違いない。2021年10月~11月の約2カ月で株価が3倍になった件だ。これには能勢氏が代表の「東京フィナンシャルアドバイザーズ」、アクセスジャーナル本編で追及している許振東氏、ウルフ村田なども関与しているとの情報がかなり前にSESCに寄せられていたようで、いよいよ調査を始め出した。
なお、この疑惑に関しては、アクセスジャーナル本編のYouTube版(*ここをクリックのこと。無料)が詳しい。
話は変わって、最近、投資顧問への誹謗中傷で2件とも投資顧問側が勝っている。投資顧問側は名前も住所も開示している。しかし、中傷する側はハンドル名でSNSで攻撃。本名を名乗っての誹謗中傷であれば裁判官の心象も少しは変わったかも知れないが、投資顧問に問題あるなら、SNSへの書き込みではなくSESCないしは各地域の財務局へ情報提供するべきだ。関東なら財務省関東財務局となる。投資顧問への検査は厳しくなっている。入出金は当然、推奨時の株価やチャートが合っているかなど細かく調べる。なかにはSNSでのインフルエンサーも調べている。そういったがんじがらめの投資顧問に対し誹謗中傷を繰り返すと、裁判で負けるのは当然だろう。
なお、筆者は財務局の検査は重箱の隅しか突かないので、重箱の真ん中は調べる気がないように感じる。彼らは法律の専門家なので、顧客が損しようが、相場観が悪かろうが、それは法律とは関係ないと考える。しかし、匿名で叩く個人は相場観、銘柄などを叩くため、誹謗中傷となり訴えられ裁判で負けるわけだ。
ところで、9月29日夜、「イメージ ワン」(2667。東証スタンダード)が驚きのIRを出した。
島岡潤社長と山川太郎取締役が、同社子会社における新規事業参入に当たって不正行為があった疑いがあるとして、その調査完了まで島岡氏の代表取締役は解職、山本氏と2人の取締役は執行停止とするという。

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