一般に、株は「安い時に買って、高くなったら売る」という。しかし、投資専門サイトや雑誌、新聞が取り上げる銘柄の大半は高値銘柄ばかりだ。特にひどいのは四季報オンラインだろう。ほとんどの銘柄が年初来高値か直近高値銘柄ばかりだ。それも掲載日直前に上昇している場合が多い。これは株探など、多くのサイトで見られることなので四季報に限ってのことではないが。
では、なぜそうなるのか?
雑誌やサイト運営者の考えにもよるが、チェックする投資家はすぐ上がる銘柄を求める。長期投資に関する銘柄は興味ない。したがって、情報提供元も高値銘柄ばかり取り上げざるを得ないという事情が大きいようだ。
そんななか、本紙は短期銘柄を紹介している。それも、まだ急騰する前から指摘して、結果的に当たった銘柄も。
だが、決して仕手株を勧めているわけではなく、疑惑や不正がないか仕手筋動向に注目し、それに乗って大損しないように警告するためだ。その点、くれぐれも誤解しないでいただきたい。
大物投資家に元「ロックハラード証券」社長が叩かれているが、5%ルールがない、株券があった、板状況がみれない時代だったら「海帆」(3133。東証グロース)の売却は上手くいったかも知れない。しかし、今の時代はすぐバレる。
さて、本題に入ろう。
有名煽り屋も関与していると思われ、以前に取り上げたこともある3銘柄につき、再度仕掛けるとの情報が入って来た。また、1銘柄は内紛があり、もしものシナリオも。その他、これまで取り上げたことがない2銘柄の情報も。