アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(939)「先週の仕手株動向+SESC強制調査!?」

先週は仕手系株の動きがほとんどなく、不気味な1週間だった。
継続買いといわれる「三ッ星」(5820。東証スタンダード)はもう4カ月間もみ合い。「マツモト」(7901。東証スタンダード)は6カ月間ももみ合いが続いている。また、中国筋と噂される「北日本紡績」(冒頭写真。3409。東証スタンダード)も4カ月以上のもみ合いだ。なかには静かに持ち株を増やしている銘柄もあり、突然急騰ということも考えられるが、仕手株に便乗する投資家の多くは、信用で買うため長期になると不安になり、見切り売りを出してくる。逃げるには株価を上げて煽る必要がある。それがないので、いずれ仕掛けて来るかもしれない。
ところで「トストネット」という時間外クロス取引をご存じだろうか? 1日3回、前場寄り前、前場引け後(後場寄り前)、大引け後の3回できるクロス取引のことだ。
最大で終値のプラスマイナス7%の株価でクロスできる。通常は信用期日が到来するも、出来高がないため、売り決済すると急落リスクがある場合、クロスすることで信用期日を延期できる。本来寄り付きで行くものだが、±7%で出来るため、例えば400円×8000株を370円で売るとしよう。30円×8000株=24万円の損失だが、7%上の価格、395円でクロス出来れば損失は4万円で済む。
また、仕手筋が使う手はいわゆる玉移動だ。300円で買った銘柄が400円になったとしよう。しかし、大量に買ったため売りさばけない。その場合、5%引きで受け手を探す。5%引きの380円でクロスをふり玉移動。受け取った筋は煽って400円を維持し売却。20円分が利益となる。煽り部隊にも支援金が支払われる場合もある。こういう業者を「解体屋」ともいう。
さて、本題に入りたい。先日、本紙アクセスジャーナル本編とYouTube版の方で、本紙・山岡編集長はある銘柄につき、仲間割れからか、証券取引等監視委員会(SESC)へ証拠書類と共に告発状が出されたと報じていた。

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