アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「IRジャパン」元代取副社長逮捕――自社株の「取引推奨」で

 大手マスコミ既報のように、議決権争奪助言など得意とするコンサル会社「アイ・アールジャパンホールディングス」(以下、IRジャパン略。6035。東証プライム。東京都千代田区)の元代表取締役副社長・栗尾拓慈容疑者(冒頭写真。56)は5月18日、東京地検特捜部に金融商品取引法違反(取引推奨)容疑で逮捕された。
本紙では22年11月、この栗尾容疑者のことを取り上げていた
ただし、それは別件。
4月30日に上場廃止になった「アジア開発キャピタル」が、「東京機械製作所」(6335。東証スタンダード)の株買い占めを行ったことは、わが国経済安保上からも注目されたこともありまだ記憶に新しいと思うが、IRジャパンは東京機械にその防衛策を指南していた。ところが、栗尾代表取締役副社長(当時)は、逆にアジア開発に東京機械買収提案を行っていたから。要するに、IRジャパンにマッチポンプ疑惑まで浮上したからだ。
IRジャパンは第三者委員会を設置。その調査結果は今年3月7日に出され、栗尾容疑者が買収提案をしたのは事実だが、それは個人的なことで、マッチポンプには当たらないとされた。
その記事の際にも述べたが、栗尾容疑者は22年6月にIRジャパンを辞任。その直前に証券取引等監視委員会(SESC)が今回の逮捕容疑で栗尾容疑者の関係先を強制調査したことを受けてのことだった。それから約1年かけての捜査により、今回の逮捕に至ったわけだ。

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