アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「オウケイウェイヴ」約34億円損失の「Raging Bull」、ようやく破産開始決定

報告が大変遅れて申し訳ないが、本紙で何度も報じている詐欺投資会社(ポンジスキームの)「Raging Bull(レージングブル)」につき、5月10日、東京地裁からようやく破産開始決定を受けたという。
本紙が関心を持ったのは、レージングブルの詐欺的運用の最大の被害者が、損害賠償請求債権約34億3500万円としている「オウケイウェイヴ」(3808。名証ネクスト。東京都渋谷区)だったからだ。
22年3月末にレージングブルは配当が出来なくなり、同年4月18日に法的整理の準備に入ったというものの、以来、1年以上破産開始とならず、それはレージングブル自身が破産申請するための予納金を準備できず申請を下げたとされていたが、関係者の間では、被害者の側に実はレージングブル側と組んでいたと思われる者がおり、破産開始となると、第3者の破産管財人が入りそのことが明るみに出るとマズいからできるだけ先送りしているのではないかとの穿った見方も出ていた。
しかしながら、オウケイウェイブは今年3月15日、第3者破産申し立てを行うとIR。そして実際に申立て、要件の存否の判断を経て、冒頭のように5月10日開始決定が出たという。

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