アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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三浦瑠麗夫と、あの給付金10億円詐取事件に接点(3)

警視庁は2月23日までに、時計修理店「東京美宝」(東京都台東区)の松村勝弘元代表(43)を業務上横領容疑で逮捕した。
上野署によると、松村容疑者は2021年8月上旬、客から修理を依頼された「ローレックス」1本(90万円相当)を質屋に売って横領。客は修理依頼から1カ月経っても戻らないことから不審に思い店に問合せようとしたらすでに休業していて、署に相談していたという。
これだけ聞けばチンケな事件だが、この店に対する同様の被害相談は約30件あり、被害総額は約5000万円に上がるという。
だが、本紙に寄せられた情報によれば、被害はさらにある。
ある会社代表は、松村容疑者に頼まれ「ウブロ」などの高級時計3点、計約3000万円相当をリースしたが、約束の期日に戻らずそのまま行方知れずになったという。21年7月のことだ。
こんなことをしていれば、いつか捕まって当然。松村容疑者は、なぜ、こんな犯罪に走ったのか?
以下に、松村容疑者から警察が聞き取りしたものをまとめたと思われる表のコピーを転載する。
 それを見ると、経営不振で資金繰りに追われていたと思われる松村容疑者に、高級酒を転売して儲けられるうまい話があると、太田なる者が持ちかけ、その購入資金が膨れ上がって行ったこと。また、高級時計を太田の顧客がリースするためといって仕入れさせ、そのまま持ち去ったと思われる記述もある。
ここに出て来る太田とは、この第一弾記事の際に取り上げた、新型コロナ対策の持続化給付金約10億円を詐取した三重県津市の谷口親子の事件で、多数の給付金申請者を募った中核メンバーとして逮捕された太田浩一朗被告(右上写真。35)のことなのだ。
この給付金詐欺と、太陽光発電事業に絡む業務上横領容疑で逮捕された国際政治学者・三浦瑠麗氏の夫・三浦清志容疑者を「俺の弟」と呼ぶ反社関係者傘下の仮想通貨詐欺事件人脈がクロスすることはこの第一弾記事で解説した通りだ。

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