本紙既報通り、昨3月13日、東京地裁で塩田大介(改名し川崎大資)被告(冒頭写真。55)に対する判決があり、懲役7年が言い渡された(検察側求刑は懲役8年)。
一時は政界や芸能界のタニマチともいわれ一世を風靡したものの、脱税に続き、競売妨害事件で実刑に問われた不動産会社「ABCホーム」元社長――15年半ばに出所し、新たに始めたのがコンサルティング会社「WINカンパニー」代表取締役(当時)としての保育所事業だった。
だが、保育所開設を巡り信用組合から約1億990万円、さらに国の委託で助成審査を行う「児童育成協会」に虚偽の申請を行い助成金約4億8000万円詐取した容疑にも問われていた。
その助成金詐取を巡っては、塩田被告が以前タニマチの立場にあったと見られる秋元司元衆議院議員(汚職事件などで懲役4年の実刑判決出て控訴中)の関与疑惑が国会で追及されたこともあった。