アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「オウケイウェイヴ」は役員総入れ替えで膿を出せるか!?

「オウケイウェイヴ」(3808。名証ネクスト。東京都港区)は8月25日、臨時株主総会を開催し、株主の賛成多数で、杉浦元氏(52。冒頭写真)を新社長とするなど取締役5人全員入れ替えの株主提案が通った。
今年6月から、福田道夫社長(当時)、野崎正徳取締役(同)ら前経営陣と、その解任を求める株主の杉浦氏らとで経営権巡る争奪戦が展開され、前経営陣が交付するとする500円分のクオカードに関して杉浦氏が会社法違反と批判したかと思えば、前経営陣は別の株主からの事前質問に対する回答として、杉浦氏の関係者が『週刊新潮』が報じ、本紙で紹介した「中国系仕手集団」に関係している可能性があるかのような回答をHPに載せるなど激しくやりあっていた。
契機はいうまでもなく、今年4月19日に表面化した、実に約50億円ものオウケイウェイヴの債権が取立不能になった件
「杉浦氏は元々、兼元謙氏らと1999年にオウケイウェイヴを創業したメンバー。そして2006年に上場した後も、09年に退任するまでオウケイの取締役だった。それだけに同社に愛着があるところ、今回の巨額取立不能だけでなく、その取立不能先の『RAGING BULL(レージングブル)』から、オウケイ社外取締役(辞任)の廣瀬光伸氏が少なくとも約3億6000万円、創業仲間で長らくオウケイ社長を務めた兼元氏が2200万円流用した可能性が指摘されるに及び、何とかオウケイを立て直したいという純粋な思いから今回の行動に出たんです」(関係者)
この関係者は、したがって、杉浦新社長はレージング ブルに関する疑惑を調べ、厳しく追及する気だと漏らす。
だが、それを疑問視する見方もある。
その理由は、組んでいるなかに怪しい面々がいるからという。

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