アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「オウケイウェイヴ」50億円債権取立不能先は、やはり破産したあのインド人会社だった

 本紙では4月23日、「スニール サドワニ」なるインド人が代表社員を務める「RAGING BULL(レージングブル)」(東京都渋谷区)なる合同会社が自己破産すること、また、この合同会社がIPO関連投資詐欺のようなことをしていた末のことであることを報じている
そして、4月26日配信の本紙連載「宝田陽平の兜町アンダーワールド」において、「オウケイウェイヴ」(3808。ネクスト)が4月19日IRで資金運用を任せていた先が法的整理を行う方針であることから運用利益分も含めた約50億円が取立不能になる恐れもあるとしたが、その明かされていない資金運用先は「アクセスジャーナル本編で4月23日に報じている、合同会社のインド人と同じとの情報もある」と紹介していた
それは、やはり事実と思われるので報じる。
ただし、話はかなりややこしい。
というのは、ハッキリ確認できたのは、オウケイウェイヴ創業者で元社長の兼元謙任氏、オウケイウェイヴ社外取締役の廣瀬光伸氏とその関連会社などが、合同会社レージングブルから、同社の多額の資産が不正に流出したとして東京地裁に提訴されたことだからだ。
すなわち、簡単に言い切ってしまえば、オウケイウェイヴは約50億円取立不能の懸念と言っているが、実際には逆に、その資産運用先の合同会社から多額の運用資金が流出(還流?)しており、オウケイウェイヴ側が加害者だった可能性も出て来たということだ。

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