アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(889)「島田陽子の死、高橋理事の事件などで甦る仕手筋たち」

7月25日、大腸がんによる多臓器不全で、女優の島田陽子が亡くなったのはご存じの通り。享年69。
筆者は昭和・平成初期のある仕手筋より、島田陽子の話は聞いていたので感慨深い。その仕手筋もすでに亡くなっており、もう書いてもいいだろう。
昭和の終りごろだろうか、島田陽子、当時はまだ有名女優で収入も良かったと思われるのだが、借金で資金的に苦しかったようだ。ある大物芸能人の実父は関西で高利貸しをしていたが、その高利貸しが仕手筋に島田陽子を紹介し、500万円貸してやってくれないかと依頼して来た。そして500万円貸したのだが、返済されたのか、金利を体で払ったのかは昔のことでもう記憶に残っていない。
一方、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事だった高橋治之氏の捜査が連日報じられているが、何故か大手新聞が取り上げないが弟のこと。そう、バブル期にリゾート投資で名を馳せた高橋治則氏(左写真)。2005年7月、サウナで亡くなったのだが、オーナーだったイーアイイーへの不正融資で治則氏は逮捕され、最高裁で審理中だった。日本長期信用銀行を潰した男としても有名だ。
しかし、筆者は仕手筋としての治則氏を見て来た。それも増資マフィアとしてだ。

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