アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第76回「自衛隊に入ろう?」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

『テッパチ!』(フジテレビ系)という自衛隊主役のテレビドラマを何回か観た。陸上自衛隊全面協力の、いわば青春熱血友情(恋愛も)ドラマで、自衛隊勧誘PRむきだしのベタなつくりなのだが、女性自衛官のキャラなど、まあ今時の自衛隊のあり様がよく分かって面白い。自衛隊も今や、「お仕事ドラマ」の素材の一つってわけか。
しかしさすがにテレビでも映画でも、警察ドラマみたいに量産されず、フィクションにおける自衛隊の活躍は昔も今も変わらず怪獣映画なのだ。それも『シン・ゴジラ』あたりになると、本物の兵器も続々登場し、自衛隊も怪獣退治で活躍するところを中高生に見せて、次の勧誘の素材にしようって魂胆も見える。そこで今回は、映画やテレビで観た自衛隊だけではなく、こちとらが実際に「触れた」自衛隊の話だ。
今から半世紀以上も前(1967~68年)、中学2~3年のとき、自衛隊の観閲式を観に神宮外苑まで出かけたことがある。この頃までは観閲式は都心で行われ、戦車などの車両が堂々と走っていた。行進するすぐそばまで行って、当時の主力戦車であった61式(自衛隊では「特車」と呼ぶ)を、何と直に触ってしまったのだ。空には戦闘機が編隊飛行を展開し、戦記物大好き中学生としては興奮しっぱなしだったのよ。

 

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