宝飾品の製造卸大手「ナガホリ」(8139。スタンダード。東京都台東区)が、何だか、昨年、株を買い占められ、経営争奪戦で世間を騒がせた「東京機械製作所」(6335。スタンダード)の様相を呈している。
わずか1カ月ほどで「リ・ジェネレーション」(東京都港区)が9・96%、布山高士氏なる個人も8・99%を買い占め。ナガホリ側の説明によれば他にも買い占めているところがあり、すでにそれらを合計すると計32・14%になるという。
ごく短期間に約40%を買い集められた点、布山氏は純投資としているが、リ・ジェネレーションは「重要提案行為等を行うこと」としている点(東京機械の際は「支配権の取得」)、またリ・ジェネレーションは買い占め資金7億円以上をすべて借り入れている点など、東京機械のケースと極めて似ている。また、これに対抗しナガホリ側はポイズンピルで完全阻止しようとしている点も東京機械と似ている。そして、来る6月29日の定時株主総会で株主の了解を取るようだ。さらに、この間、株価は急騰している(横右写真)点も同じだ。
だが、本紙が「第2」と冠するのはさらなる理由がある。