アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(881)「ラオックス急騰で中国系仕手株相乗効果」

資源、資材価格はロシアのウクライナ侵攻前から上昇し続けていたが、侵攻後は加速して来ている。
個人は節約すれば済むことだが、企業はそうはいかない。特に、東京五輪後の建設需要減を見越して安値受注した中堅ゼネコンは、資材高で赤字拡大のようだ。社名を上げると、風説の流布とか裁判沙汰になるといけないので控えるが、その地方ではトップの地場ゼネコンは厳しいようで、下請けにしわ寄せがいっているようだ。
ところで、この約1カ月で「ラオックス」(冒頭写真。8202。スタンダード)が急騰している。インバウンド期待とのことだが、急騰のおかげで中国仕手筋は資金に余裕ができたのではないか。
「井筒屋」(8260。スタンダード)はIRなしでも上昇。「ルーデン・ホールディングス」(1400。グロース)も堅調だ。6月から下落しているが「ナガホリ」(横右写真。8139。スタンダード)は5月に大幅高。「三ッ星」(横左写真。5820。スタンダード)は6月10日、1996年8月以来の高値と凄い動きになって来た。
ラオックスを核に相乗効果が現れて来たのかも知れない。
ただし、復活が軒並みのなか、中国筋銘柄の中でも「海帆」(3133。グロース)は低迷している。

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