アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ピクセル」株に関するインサイダー疑惑――反市場勢力が群がる!?

 カジノ向けゲームマシン開発、リゾート用地開発など展開する「ピクセルカンパニーズ」(2743。JQ。東京都港区)――そのピクセルが、長崎県のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)計画へ参入するとIRしたのは20年11月16日のことだった。
12月13日には「長崎新聞」にピクセルの吉田弘明社長のインタビュー記事が掲載される。12月15日には他の候補地に先駆け、長崎県が事業提案公募をまもなく行う見込みで、それにピクセルが参画するコンソーシアム(共同事業体)が参加するともIRされた。
こうしたなか、ピクセルの株価は130~140円台だったところ、12月14日には188円(高値)まで上がった(冒頭写真=ピクセル株価チャート)。
もっとも、これは一般投資家がピクセルのカジノIR参入表明に魅せられて買ったというより、以下のようなインサイダー疑惑が出ている。
「ピクセルの吉田社長が、株式ブローカーのK氏に20年10月末の段階でピクセルが長崎のIRに参入することを表明する情報を流していたのです。狙いは、ピクセルの発行した新株予約権を行使できるようにするため。20年8月にすべて行使されれば約24億円分が発行されたものの、行使価格は170円だったことから行使されない状況でした。
さらに、『東京エジソン』が所有していたピクセル株150万株(5・88%)を捌く狙いもありました。東京エジソンのオーナーは、ピクセルが宮古島で進めているリゾート開発にも関与する利害関係人だからです。実際、その150万株はそっくり12月半ばまでに、第3者に相対で売却されています。その際、翌21年2月26日にIR参入を目指すピクセルのアンバサダーに体操男子個人総合で五輪2連覇の内村航平選手が就任しますが、その時にさらに株価が上がるからとのインサイダー情報が買い手に漏れていた可能性もあります」(関係者)。
東京エジソンのオーナーは、2月14日、初公判があり大々的に報じられた遠山清彦被告の貸金業法違反(無登録営業)にも関わり、事情聴取など受けていた奥平陸氏。遠山被告と共に牧敦被告も在宅起訴されたが、奥平氏はその牧氏の側近中の側近だったことは本紙既報の通り。また、ピクセルも牧氏とは親しい関係にあった。
実際には内村氏がアンバサダーに就任しても、ピクセルの株価はほとんど反応しなかったのだがそれは結果論。また、ピクセルは長崎IRへの参入における公募第1次審査に21年3月19日に落ち、参入を断念している。
本紙はこのインサイダー疑惑はひじょうに濃厚と思っている。
それは前出・関係者が実名を出して告発しているからだ。

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