旧村上ファンド系の「シティインデックスイレブンス」がホームセンター大手「コーナン商事」(7516。東証1部。大阪市淀川区)を買い集めていることが「大量保有報告書」で明らかになったのは今年6月9日(5・19%)。翌日から株価は急騰(冒頭写真)。
しかし、シティインデックスは直後から売り始めていた。保有目的が「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行う」と明記していたことから、一般投資家は第2の島忠かと期待して買い上がるも梯子を外された格好だ。コーナン商事は創業家一族が20%強保有しており、しょせん経営介入など無理だったのだ。
一方、「アクセスジャーナル」本編で今年6月1日、「麻生家VS中国人仕手筋」と報じていた「廣済堂」(7868。東証1部。東京都港区)株を巡る件は麻生家側が撤退したことが明らかになっている。