アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(247回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(9月6日~9月10日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は29,128円と、前稿比+1,487円(※+628⇒ ▲964→ +157→ +536→ ▲264→ ▲455→ +63→ ▲843→ ▲283→ +102→ +16→ +6→ ▲207→ +831→ +234→ ▲1274→ +337→ ▲662→ ▲85→ ▲86→ +677→ ▲615→ +74→ +854→ ▲102→ ▲1051→ +497→ +741→ +1,116→ ▲968→ +112円→ +380→ +695→ +681→ +106)の超ド級の株高となった。そしてその夜の米国8月雇用統計は、非常によろしくない数値になったものの、比較的米国市場は耐え忍び、結果、日経平均CFDは29,610円まで駆け上がって引けた。また+500円もの上昇である。この夜間取引での急上昇は、海外勢が菅首相のコロナ対策と経済運営が非常にマズイものだと考えていた所作というわけだ。
しかし、テーパリングもしていない現段階で、米国経済の失速が始まり不景気になっていくとしたら打つ手がないのだが、その辺がそろそろ問われる展開もじゅうぶん考えられるだろう。
TOPIX(東証1部全体)は、終値2,015ポイントと週間で+86P高(※前項は+48P高)の年初来高値だ。金曜夜の、先物では2,042Pまで上昇している。
そしてNYダウは、週間で-87ドル安となる35,369ドル(※前稿比+246⇒ ▲305→ +306→ +274→ ▲127→ +374→ ▲182→ +94→ +352→ +1144→ ▲1466→ ▲276→ +227→ +321→ ▲174→ ▲396→ +735→ ▲158→ +400→ +492→ +237→ +444→ ▲129→ +1207→ +564→ +460→ +44→ +335→ +1140→ ▲1014→ +182→ ▲284→ +492→ +427→ +133)で、最高値圏から少しずつ遠ざかっているように感じるがいかに!?
先週は、火曜日に、菅首相主導のアナウンスで「早期に経済対策を策定するように指示した」との一報が流れると、後場から月末安のアノマリーをぶち破り、先物売り勢の損切り祭りと思わせる上昇をみせ、日経平均は+300円高で引けた。そもそも筆者は、前場から日経平均が崩れなかった様子をみており、後場に入ってのこの上値を追う流れは本物だと確信できたため、新規銘柄の購入(大型株で損切がしやすい銘柄)や、持ち株の買い増しを決断できた。その後は金曜日に菅首相の「総裁選には出ない」の一報で、後場から日経平均は急上昇を開始したものの、筆者には予想外の展開だったことと、菅さんでなく岸田さんが総裁に就こうものなら財政再建論を唱えるわけで、などと逡巡してしまい、日経平均先物の新規買いができなかった。これはたいへんもったいなかった。
そもそも大前提として、日本株は出遅れていたわけなので、ここは打診買いをしなければならない局面だっただろう。相場はいつもドラスティックに動くので、今後こういう美味しいチャンスは確実にものにしたいところだ。
さて、自民党総裁選はいまのところ主な候補者は3名+αといっていいだろうか。最有力候補は河野太郎氏、岸田文雄氏で、伏兵が高市早苗氏、そして大穴に石破茂氏だろうか?
岸田文雄氏は、『令和版・所得倍増』政策を掲げているが、そもそもは財政健全派で格差是正を主眼に置いた人物。ただ現在のコロナ禍にあって数十兆円の経済対策を打ち出そうとしており、これを筆者がしっかり認識していれば、金曜日に日経平均の先物も買えたことだろうに。
河野太郎氏は麻生派であり、TOPの方はいつも国民へドン引きニュースを提供してくれるのだが、この方に関してはどうも国民の人気が高いらしい。しかしこれまでは、派手なパフォーマンスばかりで、下の人とのコミュニケーションの取り方があまりにぞんざいに感じるところがあるので、個人的にあまり評価していない。菅さんと同じ轍を踏みそうな予感が。
高市早苗氏は、安倍氏の信任を得て、アベノミクスを引き継ぐ政策に意欲をみせている。麻生派が河野氏支持と、高市氏支持で分裂することがあるなら、この方も総裁候補となるだろうか? この方は正直、印象が薄いが、直近で証券所得の増税を打ち出しているようで、ぜひ落選してほしいものだ。

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